結論から言えば、エクササイズや健康長寿についてゴールデンスタンダードを確立させることは非常に難しいです。
医療介護分野でも、提供サービスの質担保の観点から、国内でも、エビデンスに基づいた医療介護、クリニカルパスや標準化が言われて久しいです。
アプローチを標準化することで、提供サービスのアップデートを行い、品質の底上げをシステムとして行うことが出来ます。
その一方で、一人一人の心身状態や望んでいる目標、生活環境は異なり、画一的なアプローチで各々の要望を叶えることは出来ないことが現実です。
入院中のリハビリでは、ひとまず自宅復帰を目標とすることは多いですが、ご本人の退院後の生活において、自宅復帰のみが最終ゴールとは限りません。
心身機能にもよりますが、ただ自宅で食事をして、TVを見て、排せつ、入浴をして眠るだけの生活に面白みはないでしょう(生活の質QOL:Quality of Life)。
もし、各個人の要望に応えるオーダーメイドなアプローチの考え方が無ければ、ある程度の標準的な内容を実施するのみで、それに幸い適合した方は望みが叶い、そのアプローチでは対応困難な方は「諦めて下さい」、となります。
さらに言えば、同一個人においても、心身機能の変化によって目標も絶えず変化し、画一的なアプローチでは対応出来ません。同じ方へのアドバイスや提案でも、心身機能によっては真逆になることも珍しくはないです。
某有名医療従事者等がTVなどで見解を述べても、ある限定した観点から情報提供が出来たとしても、本人の心身状態や生活環境が異なる場合などの詳しい説明は、時間の関係上不可能です。
場合によって、ある都合の良い一部分だけが強調され過ぎていたり、心身機能を衰えさせるような過保護な見解を述べていたりすることもあります。
これらは、どういった方を対象に情報提供しているかで、話の展開が変わってしまうために起こることです。
昔から経験してきたことですが、「誰が行っても同じ結果になる」という「科学(の理想形)」に盲目的となり、医学にはただ一本の正しい道、正しい知見があると誤解されがちです。
人による差を少なくすることは科学ですが、人により違う結果となることは事実であり、可能性でもあります。
ピュアorangeでは、マシーントレーニング、疼痛緩和、パーソナルトレーニング、いずれもご本人の希望を叶えるためのオーダーメイドの提案を心掛けています。
ピュアOrange 理学療法士 渡邉豪




















